実存思想論集XXXVII 『ベンヤミンと実存思想』(2022年6月発行 知泉書館)

 

柿木 伸之 ・・・・・・・・・ 貧しい時代の詩――ベンヤミンとハイデガーの反転の詩学

森田  團 ・・・・・・・・・ 〈悲劇的実存〉と言語――初期ベンヤミンにおける悲劇解釈

稲田 知己 ・・・・・・・・・ 例外状態と独裁――ベンヤミン・シュミット・ハイデガー

茅野 大樹 ・・・・・・・・・ アレゴリー的実存とメランコリー――ベンヤミンに悲劇論における生の表現について

末田 圭果 ・・・・・・・・・ 認識の限界内における共苦可能性――ショーペンハウアーにおける共苦と苦悩のイデア

吉田 敬介 ・・・・・・・・・ キルケゴールにおける「修正するもの」概念の構成――既成のものへの抵抗のための歴史的思考モデルとしての読解

石橋  諭 ・・・・・・・・・ ニーチェは「偉大な様式」を理想としたのか――『人間的あまりに人間的』における様式理解の検討

鈴木 優花 ・・・・・・・・・ 責任主体への実存的変様――『存在と時間』における頽落と固有性

森  正樹 ・・・・・・・・・ ハイデガーにおける直観概念――フッサール直観論からカント直観論へ

〔書評〕

佐々木能章 ・・・・・・・・・ 酒井潔著『ライプニッツの正義論』

齋藤 直樹 ・・・・・・・・・ 梅田孝太著『ニーチェ――外なき内を生きる思想』

西塚 俊太 ・・・・・・・・・ 板橋勇仁著『こわばる身体がほどけるとき――西田幾多郎『善研究』を読み直す』、田中久文著『西田幾多郎』

串田 純一 ・・・・・・・・・ 高屋敷直広著『身体忘却のゆくえ――ハイデガー『存在と時間』における〈対話的な場〉』

安部  浩 ・・・・・・・・・ 戸谷洋志著『ハンス・ヨナス 未来への責任――やがて来たる子どもたちのための倫理学』

藤岡 俊博 ・・・・・・・・・ 渡名喜庸哲著『レヴィナスの企て――『全体性と無限』と「人間」の多層性』

木元 麻里 ・・・・・・・・・ 中真生著『生殖する人間の哲学――「母性」と血縁を問い直す』

 

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