実存思想論集XXXV 『実存とケア』(2020年6月発行 知泉書館)
榊原 哲也 ・・・・・・・・・ 「気遣い」を問いなおす――看護の事象に即して
村上 靖彦 ・・・・・・・・・ こどもたちのユートピア――社会を下から作り直す
稲垣 諭 ・・・・・・・・・ ありのままの生とインタビュー中心主義の帰趨――「ケアの現象学」の素朴さが映すもの
丹木 博一 ・・・・・・・・・ 『存在と時間』におけるケア論の可能性
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大胡 高輝 ・・・・・・・・・ 三願転入の前提――親鸞の衆生像と『観経』読解
堤田 康成 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアーにおける「個体化の原理」の問題
大久保 歩 ・・・・・・・・・ ニーチェ『悲劇の誕生』の美的公共圏
関口 貴太 ・・・・・・・・・ 世代発生的現象学における「現象学的出生」の内実――フッサールの「伝統」概念を手掛かりに
神谷 健 ・・・・・・・・・ 『存在と時間』における言明の真理と世界内存在の志向的解釈の梗概
〔書評〕
乘立 雄輝 ・・・・・・・・・ 冲永宜司著『始原と根拠の形而上学』
井上 克人 ・・・・・・・・・ 水野友晴著『「世界的自覚」と「東洋」――西田幾多郎と鈴木大拙』
松丸 啓子 ・・・・・・・・・ 中山剛史著『ヤスパース 暗黙の倫理学――〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ』
松野さやか ・・・・・・・・・ 岡田聡著『ヤスパースとキリスト教――二〇世紀ドイツ語圏のプロテスタント思想史において』
魚谷 雅広 ・・・・・・・・・ 中川萌子著『脱-底 ハイデガーにおける被投的企投』
渡名喜庸哲 ・・・・・・・・・ 峰尾公也著『ハイデガーと時間性の哲学――根源・派生・媒介』
西山 達也 ・・・・・・・・・ 亀井大輔著『デリダ 歴史の思考』