XXXVII 『ベンヤミンと実存思想』

XXXVI 『哲学対話と実存』

XXXV 『実存とケア』

XXXIV 『ウィトゲンシュタインと実存思想』

XXXIII 『ショーペンハウアーと実存思想』
XXXII 『アーレントと実存思想』

XXXI 『精神分析と実存』
ⅩⅩⅩ 『信仰と実存』
ⅩⅩⅨ 『道・身心・修行』 
ⅩⅩⅧ 『労働と実存』
ⅩⅩⅦ 『生命技術と身体』
ⅩⅩⅥ 『思想としての仏教』
ⅩⅩⅤ 『実存の美学』
ⅩⅩⅣ 『実存と教育』
ⅩⅩⅢ 『アジアから問う実存』
ⅩⅩⅡ 『レヴィナスと実存思想』
ⅩⅩI 『実存と政治』
ⅩⅩ  『可能性としての実存思想』
ⅩⅨ  『実存と歴史』
ⅩⅧ  『ニヒリズムと宗教的なるもの』
ⅩⅦ  『近代日本思想を読み直す』
ⅩⅥ  『ニーチェの21世紀』
ⅩⅤ  『21世紀へのギリシア哲学」
ⅩⅣ  『悪』
ⅩⅢ  『死生』
Ⅻ   『他者』
Ⅺ   『かたち』
Ⅹ   『詩と実存』
Ⅸ   『ニーチェ』
Ⅷ   『ことばと実存』
Ⅶ   『実存と宗教』
Ⅵ   『フランス実存思想』
Ⅴ   『ハイデッガーとヘーゲル』
Ⅳ   『実存と時間』
Ⅲ   『存在への問い』
Ⅱ   『実存のパトス』
Ⅰ   『哲学の根源』

 

 

 

実存思想論集XXXVII 『ベンヤミンと実存思想』(2022年6月発行 知泉書館)

 

柿木 伸之 ・・・・・・・・・ 貧しい時代の詩――ベンヤミンとハイデガーの反転の詩学

森田  團 ・・・・・・・・・ 〈悲劇的実存〉と言語――初期ベンヤミンにおける悲劇解釈

稲田 知己 ・・・・・・・・・ 例外状態と独裁――ベンヤミン・シュミット・ハイデガー

茅野 大樹 ・・・・・・・・・ アレゴリー的実存とメランコリー――ベンヤミンに悲劇論における生の表現について

末田 圭果 ・・・・・・・・・ 認識の限界内における共苦可能性――ショーペンハウアーにおける共苦と苦悩のイデア

吉田 敬介 ・・・・・・・・・ キルケゴールにおける「修正するもの」概念の構成――既成のものへの抵抗のための歴史的思考モデルとしての読解

石橋  諭 ・・・・・・・・・ ニーチェは「偉大な様式」を理想としたのか――『人間的あまりに人間的』における様式理解の検討

鈴木 優花 ・・・・・・・・・ 責任主体への実存的変様――『存在と時間』における頽落と固有性

森  正樹 ・・・・・・・・・ ハイデガーにおける直観概念――フッサール直観論からカント直観論へ

〔書評〕

佐々木能章 ・・・・・・・・・ 酒井潔著『ライプニッツの正義論』

齋藤 直樹 ・・・・・・・・・ 梅田孝太著『ニーチェ――外なき内を生きる思想』

西塚 俊太 ・・・・・・・・・ 板橋勇仁著『こわばる身体がほどけるとき――西田幾多郎『善研究』を読み直す』、田中久文著『西田幾多郎』

串田 純一 ・・・・・・・・・ 高屋敷直広著『身体忘却のゆくえ――ハイデガー『存在と時間』における〈対話的な場〉』

安部  浩 ・・・・・・・・・ 戸谷洋志著『ハンス・ヨナス 未来への責任――やがて来たる子どもたちのための倫理学』

藤岡 俊博 ・・・・・・・・・ 渡名喜庸哲著『レヴィナスの企て――『全体性と無限』と「人間」の多層性』

木元 麻里 ・・・・・・・・・ 中真生著『生殖する人間の哲学――「母性」と血縁を問い直す』

 


 

実存思想論集XXXVI 『哲学対話と実存』(2021年6月発行 知泉書館)

 

梶谷 真司 ・・・・・・・・・ 共に考えることと共にいること――哲学対話による新たなコミュニティの可能性

田端 健人 ・・・・・・・・・ 子どもの哲学対話のコミュニティ――討議倫理の社会学的「共同存在」論

齋藤 元紀 ・・・・・・・・・ 対話の解釈学――ハイデガー・レーヴィット・ガダマーをめぐって

桝形 公也 ・・・・・・・・・ 問うことの現象学――子どものための哲学の活動を通して見えてくるもの

戸谷 洋志 ・・・・・・・・・ ハンス・ヨナスの解釈学――「流転と永続」における歴史思想の検討

佐藤 香織 ・・・・・・・・・ デュフレンヌ『美感的経験の現象学』における「準 – 主観」の問題

山野 弘樹 ・・・・・・・・・ 自己に対する自己の不均衡――リクールにおける「物語的自己同一性」論をめぐって

小田 麟太郎 ・・・・・・・・・ ナンシー自由論の解明――「物の力としての自由」の存在論的射程について

〔書評〕

冲永 宜司 ・・・・・・・・・ 宮野真生子著『出逢いのあわい――九鬼周造における存在論理学と邂逅の倫理』,宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』

山本 與志隆 ・・・・・・・・・ 轟孝夫著『ハイデガーの超-政治――ナチズムとの対決/存在・技術・国家への問い』,森一郎著『核時代のテクノロジー論――ハイデガー『技術とは何だろうか』を読み直す』

廣田 智子 ・・・・・・・・・ 黒岡佳柾著『ハイデガーにおける共存在の問題と展開――哲学・有限性・共同性』

大森 史博 ・・・・・・・・・ 澤田哲生著『幼年期の現象学――ソルボンヌのメルロ = ポンティ』

関口 浩 ・・・・・・・・・ 小平健太著『ハンス=ゲオルグ・ガダマーの芸術哲学――哲学的解釈学における言語性の問題』

亀井 大輔 ・・・・・・・・・ 宮﨑裕助著『ジャック・デリダ 死後の生を与える』

 



実存思想論集XXXV 『実存とケア』(2020年6月発行 知泉書館)

 

榊原 哲也 ・・・・・・・・・ 「気遣い」を問いなおす――看護の事象に即して

村上 靖彦 ・・・・・・・・・ こどもたちのユートピア――社会を下から作り直

稲垣 諭  ・・・・・・・・・ ありのままの生とインタビュー中心主義の帰趨――「ケアの現象学」の素朴さが映すもの

丹木 博一 ・・・・・・・・・ 『存在と時間』におけるケア論の可能性

大胡 高輝 ・・・・・・・・・ 三願転入の前提――親鸞の衆生像と『観経』読解

堤田 康成 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアーに

おける「個体化の原理」の問題

大久保 歩 ・・・・・・・・・ ニーチェ『悲劇の誕生』の美的公共圏

関口 貴太 ・・・・・・・・・ 世代発生的現象学における「現象学的出生」の内実――フッサールの「伝統」概念を手掛かりに

神谷 健  ・・・・・・・・・ 『存在と時間』における言明の真理と世界内存在の志向的解釈の梗概

  書評

乘立 雄輝 ・・・・・・・・・ 冲永宜司著『始原と根拠の形而上学』

井上 克人 ・・・・・・・・・ 水野友晴著『「世界的自覚」と「東洋」――西田幾多郎と鈴木大拙』

松丸 啓子 ・・・・・・・・・ 中山剛史著『ヤスパース 暗黙の倫理学――〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ』

松野さやか ・・・・・・・・・ 岡田聡著『ヤスパースとキリスト教――二〇世紀ドイツ語圏のプロテスタント思想史において』

魚谷 雅広 ・・・・・・・・・ 中川萌子著『脱-底 ハイデガーにおける被投的企投』

渡名喜 庸哲 ・・・・・・・・・ 峰尾公也著『ハイデガーと時間性の哲学――根源・派生・媒介』

西山 達也 ・・・・・・・・・ 亀井大輔著『デリダ 歴史の思考』

 


 

実存思想論集XXXIV 『ウィトゲンシュタインと実存思想』(2019年6月発行 知泉書館)

 

野矢 茂樹 ・・・・・・・・・ 空間・時間・自由

荒畑 靖宏 ・・・・・・・・・ 引き受けえないものを不当に引き受けること――『論考』を実存主義風に読むと――

古田 徹也 ・・・・・・・・・ まだ説明は終わっていない――意志の自由をめぐるウィトゲンシュタインの思考――

入江 俊夫 ・・・・・・・・・ 「可能的なもの」と「パースペクティヴ」の哲学者としてのウィトゲンシュタイン

佐野 之人 ・・・・・・・・・ 西田幾多郎の根本経験

田代 嶺 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアーの餓死論

内記 洸 ・・・・・・・・・ 『歎異抄』における善悪の問題

馬場 智理 ・・・・・・・・・ 自由と責任――キルケゴール倫理思想とその現代的展開の可能性

  書評

信太 光郎 ・・・・・・・・・ 森一郎著『世代問題の再燃――ハイデガー、アーレントとともに哲学する』・『ハイデガーと哲学の可能性』

若見 理江 ・・・・・・・・・ 小田切建太郎著『中動態・地平・竈――ハイデガーの存在の思索をめぐる精神史的現象学』

古荘 真敬 ・・・・・・・・・ 串田純一著『ハイデガーと生き物の問題』

景山 洋平 ・・・・・・・・・ 大橋良介著『共生のパトス』

田端 健人 ・・・・・・・・・ 岡田紀子著『まどみちお詩論』

平出 貴大 ・・・・・・・・・ 鬼頭葉子著『時間と空間の相克――後期ティリッヒ思想再考』

『実存思想論集XXXIV』誤植のお詫びと訂正のお知らせ

『実存思想論集XXXIV』 に誤植がございました。深くお詫び申し上げますとともに、 下記のとおり訂正させていただきます。


p. 207 実存思想協会活動報告
【誤】「ヤスパース哲学における内的行為としての実存概念ーヤスパースのキェルケゴール受容に即して」
【正】「ヤスパース哲学における内的行為としての実存概念ーヤスパースのキェルケゴール受容に即してー」

【誤】  中山元紀
【正】  中村元紀
【誤】  成城大学 村瀬鋼 
【正】 司会  成城大学 村瀬鋼 


実存思想論集XXXIII 『ショーペンハウアーと実存思想』(2018年7月発行 理想社)

 

鎌田 康男 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアー哲学の誕生とその時代

伊藤 貴雄 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアー哲学の受容とその時代

齋藤 智志 ・・・・・・・・・ ショーペンハウアー哲学は意志形而上学か?

伊原木 大祐 ・・・・・・・・・ 意志の中の情感性――ミシェル・アンリによるショーペンハウアー解釈

須藤 孝也 ・・・・・・・・・ キルケゴールにおける「反復」思想の展開

横山 陸 ・・・・・・・・・ 他者の心の知覚の問題――マックス・シェーラーの他者知覚論における二つのテーゼの統合的解釈の試み――

小平 健太 ・・・・・・・・・ ヘーゲルとガダマーをめぐる〈思弁的なもの〉の思考――哲学的解釈学における弁証法の地平――

阿部 里加 ・・・・・・・・・ 良心を自動的にはたらかせないための「躓き」としての無能力

――アーレントとヤスパースのアウグスティヌス解釈――

石田 寛子 ・・・・・・・・・ マリオンの現象学における〈啓示の現象学〉を巡って――〈信〉の由来の現象学的解明を中心として――

  書評

上田 圭委子 ・・・・・・・・・ 長町裕司著『エックハルト〈と〉ドイツ神秘思想の開基 マイスター・ディートリッヒからマイスター・エックハルトへ』

岡田 聡 ・・・・・・・・・ 松野さやか著『ヤスパースの実存思想 主観主義の超克』

稲垣 諭 ・・・・・・・・・ 八重樫 徹著『フッサールにおける価値と実践』

田鍋 良臣 ・・・・・・・・・ 轟 孝夫著『ハイデガー『存在と時間』入門』

宮坂 和男 ・・・・・・・・・ 丹木博一著『いのちの生成とケアリング ケアのケアを考える』

鬼頭 葉子 ・・・・・・・・・ 佐藤啓介著『死者と苦しみの宗教哲学―宗教哲学の現代的可能性』


実存思想論集XXXII 『アーレントと実存思想』(2017年6月発行 理想社)

森 一郎 ・・・・・・・・・ ハイデガーからアーレントへ

森川 輝一 ・・・・・・・・・ ハイデガーからアーレントへ

田端 健人 ・・・・・・・・・ 故郷喪失時代のタウンミーティング

矢野 久美子 ・・・・・・・・・ 「見捨てられていること」の消息

        *

加藤 之敬 ・・・・・・・・・ ニーチェの「権力感情」概念の考察

金成 祐人 ・・・・・・・・・ 全体における存在者としての自然

陶久 明日香 ・・・・・・・・・ 世界の意味喪失の経験は共有できるか?

中川 萌子 ・・・・・・・・・ 汝がそれであるところのものに成れ!

峰尾 公也 ・・・・・・・・・ 時間性のアポリアの詩的解決

  書評

長野 美香 ・・・・・・・・・ 片山洋之介著 『日常と偶然』

竹内 綱史 ・・・・・・・・・ 村井則夫著 『人文学の可能性――言語・歴史・形象――』

嶺  秀樹 ・・・・・・・・・ 板橋勇仁著 『底無き意志の系譜 ショーペンハウアーと意志の否定の思想』

丸山 文隆 ・・・・・・・・・ 景山洋平著 『出来事と自己変容 ハイデガー哲学の構造と生成における自己性の問題』

川口 茂雄 ・・・・・・・・・ 秋富克哉/安部浩/古荘真敬/森一郎編『ハイデガー読本』、『続・ハイデガー読本』

西平  直 ・・・・・・・・・ 魚住孝至著 『道を極める――日本人の心の歴史』


実存思想論集XXXI 『精神分析と実存』 (2016年6月発行 理想社)

伊吹 克己 ・・・・・・・・・ サルトルからラカンへ

立木 康介 ・・・・・・・・・ 精神分析における原因と対象

川﨑 惣一 ・・・・・・・・・ 恥の感情について――人間の実存におけるその意味――

澤田 哲生 ・・・・・・・・・ メルロ=ポンティと精神分析――性とエディプスコンプレックスの批判をめぐって――

*

武内  大 ・・・・・・・・・ ジョン・ディーにおける創造の問い

大山 真樹 ・・・・・・・・・ 永遠回帰の教示における死の役割

宮村 悠介 ・・・・・・・・・ 個体であることの孤独について――人格の倫理学のために――

岡田  聡 ・・・・・・・・・ フリッツ・ブーリの「実存の神学」――ヤスパース哲学は神学的に実現されたか――

書評

齋藤 智志 ・・・・・・・・・ 伊藤貴雄著 『ショーペンハウアー 兵役拒否の哲学 戦争・法・国家』

魚住 孝至 ・・・・・・・・・ 井上克人著 『〈時〉と〈鏡〉 超越的覆蔵性の哲学――道元・西田・大拙・ハイデガーの思索をめぐって――』

神崎  繁 ・・・・・・・・・ 村井則夫著 『解体と遡行 ハイデガーと形而上学の歴史』

菊地 惠善 ・・・・・・・・・ 木村史人著 『「存在の問い」の行方 『存在と時間』は、なぜ挫折せざるをえなかったのか』

馬場 智一 ・・・・・・・・・ 小手川正二郎著 『甦るレヴィナス 『全体性と無限』読解』

中  真生 ・・・・・・・・・ 宮坂和男著 『生きること 死ぬこと 物語ること 終末期医療と倫理』


実存思想論集ⅩⅩⅩ 『信仰と実存』(2015年6月発行 理想社)

 

深井 智朗・・・・・・・・・

 一九二〇年代の神学にとっての実存思

茂 牧人 ・・・・・・・・・ ハイデガーと神学者たち

杉村 靖彦 ・・・・・・・・・ 生と死の交錯――リクールとデリダ――

冲永 宣司 ・・・・・・・・・ 実在に関する知識と信念――脳科学の知見を踏まえて――

*

古澤 典也 ・・・・・・・・・ 神への問い――カントとガダマーとの対話――

嶺岸 佑亮 ・・・・・・・・・ 純粋な自己意識の学としてのヘーゲル論理学

津田 良生 ・・・・・・・・・ ハイデガーによるフッサール現象学の二重性への批判――現象学的心理学批判の射程――

高屋敷 直広 ・・・・・・・・・ 場所としての身体性――前期ハイデガーにおける身体問題の射程――

書評

杉田 正樹 ・・・・・・・・・ 岩波哲男著 『ヘーゲル宗教哲学入門』

本郷 朝香 ・・・・・・・・・ 村井則夫著 『ニーチェ――仮象の文献学――』

千葉 胤久 ・・・・・・・・・ 渡邉和典著 『最初期ハイデッガーの意味論――発生・形成・展開――』

池田 喬 ・・・・・・・・・ 田鍋良臣著 『始源の思索――ハイデッガーと形而上学の問題――』

渡邉 和典 ・・・・・・・・・ 柿木伸之著 『ベンヤミンの言語哲学――翻訳としての言語、想起からの歴史――』

木元 麻里 ・・・・・・・・・ 宮野真生子著 『なぜ、私たちは恋をして生きるのか――「出会い」と「恋愛」の近代日本精神史――』


実存思想論集ⅩⅩⅨ 『道・身心・修行』(2014年6月発行 理想社)

魚住 孝至 ・・・・・・・・・ 日本の武道の思想――『五輪書』と『弓と禅』について――

西平 直 ・・・・・・・・・ 世阿弥『伝書』における稽古の思想――稽古における序破急――

井上 克人 ・・・・・・・・・ 道は無窮なり――道元の身学道――

吉村 均 ・・・・・・・・・ 仏教における修行――インド・チベットの伝統から――

*

池田 裕輔 ・・・・・・・・・ フッサールとフィンクにおける脱現在化について

木元 麻里 ・・・・・・・・・ レヴィナスとヴァール――「下降的超越」の概念をめぐって――

小濵 聖子 ・・・・・・・・・ 白隠の戒律観

書評

山内 志朗 ・・・・・・・・・ 酒井潔著 『ライプニッツのモナド論とその射程』

橋本 由美子 ・・・・・・・・・ 酒井潔・佐々木能章・長綱啓典編 『ライプニッツ読本』

村井 則夫 ・・・・・・・・・ 齋藤元紀著 『存在の解釈学――『存在と時間』の構造・転回・反復』

本郷 均 ・・・・・・・・・ 澤田哲生著 『メルロ=ポンティと病理の現象学』

田端 健人 ・・・・・・・・・ 森一郎著 『死を越えるもの――3・11以後の哲学の可能性』

山本 英輔 ・・・・・・・・・ 田端健人著 『学校を災害が襲うとき――教師たちの3・11』


実存思想論集ⅩⅩⅧ 『労働と実存』(2013年6月発行 理想社)

杉田 正樹 ・・・・・・・・・

労働と実存  ――実存主義の可能性――

的場 昭弘 ・・・・・・・・・

マルクスの労働概念

轟 孝夫 ・・・・・・・・・ ハイデガーの労働論

森 秀樹 ・・・・・・・・・ 「労働の現象学」試論

*

大沢 啓徳

・・・・・・・・・ 「愛の闘争」か、「歓待」か
――「交わり」に対するヤスパースとマルセルの見解の差異――

上田 圭委子 ・・・・・・・・・ 初期フライブルク期のハイデガーにおけるパウロ書簡の現象学的解釈

福井 雅彦 ・・・・・・・・・ ブーバーのハイデガー批判

本間 義啓 ・・・・・・・・・ 自分の声を他人の声のように聞くこと
――アンリによるカント倫理学の解釈――

太田 裕信 ・・・・・・・・・ 西田哲学におけるマルクスとマルクス主義

書評

木村 博 ・・・・・・・・・ 小島優子著 『ヘーゲル 精神の深さ 『精神現象学』における「外化」と「内化」』

稲田 知己 ・・・・・・・・・ 山本英輔・小柳美代子・齊藤元紀・相楽勉・関口浩・陶久明日香・森一郎編
『科学と技術への問い――ハイデッガー研究会第三論集――』

相楽 勉 ・・・・・・・・・ 小柳美代子著 『<自己>という謎 自己への問いとハイデッガーの「性起」』

三松 幸雄 ・・・・・・・・・ 川口茂雄著 『表象とアルシーヴの解釈学 リクールと『記憶、歴史、忘却』』

板橋 勇仁 ・・・・・・・・・ 嶺秀樹著 『西田哲学と田辺哲学の対決 場所の論理と弁証法』


実存思想論集ⅩⅩⅦ 『生命技術と身体』(2012年6月発行 理想社)

 

盛永 審一郎

・・・・・・・・・ 身体の倫理と生資本主義の精神  ――ゾーエとしての生命――

小松 美彦

・・・・・・・・・ 「死への廃棄」と「身体利用」の基底へ
――生資本主義・生権力・人間の尊厳――

加藤 直克

・・・・・・・・・ ケアからケアへ  ――ケアの意味への再帰的アプローチ――

虫明 茂 ・・・・・・・・・ 倫理エンハンスメントの倫理問題

*

川本 隆 ・・・・・・・・・ フォイエルバッハのベーメ受容とその批判
――ヘーゲルとの対比で――

金 正旭 ・・・・・・・・・ ヴィンデルバントの判断論

景山 洋平 ・・・・・・・・・ 前期ハイデガーにおける解釈学的探究の変容

田鍋 良臣 ・・・・・・・・・ ハイデッガーの超越論  ――「存在の問い」の答え方――

書評

長野 美香 ・・・・・・・・・ 魚住孝至著 『芭蕉 最後の一句 生命の流れに還る』

片山 洋之助 ・・・・・・・・・ 長綱啓典著 『ライプニッツにおける弁神論的思惟の根本動機』

松本 啓二朗 ・・・・・・・・・ 池田喬著 『ハイデガー 存在と行為 『存在と時間』の解釈と展開』

古荘 真敬 ・・・・・・・・・ 茂牧人著 『ハイデガーと神学』

関根 小織 ・・・・・・・・・ 伊原木大裕著 『レヴィナス 犠牲の身体』

吉川 孝 ・・・・・・・・・ 村上靖彦著 『治療の現象学』、『傷と再生の現象学 ケアと精神医学の現場へ』


実存思想論集ⅩⅩⅥ 『思想としての仏教』(2011年6月発行 理想社)

竹村 牧男 ・・・・・・・・・ 空思想から主体性へ――仏教的個としての実存を考える――

頼住 光子 ・・・・・・・・・ 道元の時間論

氣多 雅子 ・・・・・・・・・ 仏教を思想として追及するということ
――和辻哲郎の原始仏教研究を中心として――

秋富 克哉 ・・・・・・・・・ 『禅の立場』における西谷啓治の宗教哲学的立場

*

梅田 孝太 ・・・・・・・・・ 「肉体を導きの糸として」
――ニーチェによる有機体論の受容と系譜学の準備――

中根 弘之 ・・・・・・・・・ ベルクソン哲学の悪の問題における知性と個

瀧 将之 ・・・・・・・・・ ハイデガーにおける深淵と不安
――キルケゴール『不安の概念』を参照しつつ――

兼松 誠 ・・・・・・・・・ ハンス・ヨナスにおける責任と奇跡

書評

谷 徹 ・・・・・・・・・ 榊原哲也著 『フッサール現象学の生成 [方法の成立と展開]』

荒畑 靖宏 ・・・・・・・・・ 田口茂著 『フッサールにおける<原自我>の問題 自己の自明な<近さ>への問い』

神谷 英二 ・・・・・・・・・ 武内大著 『現象学と形而上学 フッサール・フィンク・ハイデガー』

森 秀樹 ・・・・・・・・・ 小野紀明著 『ハイデガーの政治哲学』

伊原木 大裕 ・・・・・・・・・ 佐藤貴史著 『フランツ・ローゼンツヴァイク <新しい思考>の誕生』

 


実存思想論集ⅩⅩⅤ 『実存の美学』(2010年7月発行 理想社)


大橋 良介 ・・・・・・・・・ 「第五の狂」としての美的実存

村井 則夫 ・・・・・・・・・ 「華やぐ知恵」と肯定の思想
――ニーチェの美学=感性論と哲学のドラマ――

山田 忠彰 ・・・・・・・・・ 実存の美学
――<ネオ・エステティズモ>のデザインの試み――

関口 浩 ・・・・・・・・・ 日本古代における<実存の美学>
――折口信夫の古代学を手がかりに――

*

山本 恵子 ・・・・・・・・・ 「美しいものが巨怪なものに対して勝利を収めるとき
――ニーチェ『人間的、あまりに人間的』第Ⅱ巻における「偉大な様式」の考察――

岡田 聡 ・・・・・・・・・ ヤスパース形而上学と「希望の力」

荒畑 靖宏 ・・・・・・・・・ 創造的決断と規則遵守のあいだ
――ウィトゲンシュタインは実存主義者か――

三河 隆之 ・・・・・・・・・ ジャンケレヴィッチにおける事後性の問題
――倦怠・混沌・現実化――

書評

酒井 潔 ・・・・・・・・・ 宮崎裕助著 『判断と崇高 カント美学のポリティクス』

木村 博 ・・・・・・・・・ 大橋良介著 『感性の精神現象学 ヘーゲルと悲の現象論』

益田 勇一 ・・・・・・・・・ 山田忠彰 『エスト‐エティカ <デザイン・ワールド>と<存在の美学>』

松本 直樹 ・・・・・・・・・ 荒畑靖浩著 『世界内存在の解釈学 ハイデガー「心の哲学」と「言語哲学」』

陶久 明日香 ・・・・・・・・・ 山本英輔著 『ハイデガー『哲学への寄与』研究』

白井 雅人 ・・・・・・・・・ 田中久文著 『丸山眞男を読みなおす』


実存思想論集ⅩⅩⅣ 『実存と教育』(2009年7月発行 理想社)

 

三嶋 輝夫 ・・・・・・・・・ 自由と規律――古代ギリシアにおける父権の黄昏とモラルの危機――

中田 基昭 ・・・・・・・・・ 教育における自己存在をめぐって

土戸 敏彦 ・・・・・・・・・ 教育の営みと実存の問いの相克――そしてそれを越えて――

田端 健人 ・・・・・・・・・ 学級教育における子どもの共同性と自己存在
――グループ・ダイナミックス理論からハイデッガーの思索へ――

*

稲垣 諭 ・・・・・・・・・ 行為と現実の現象学
――フッサール、シェーラーの現象学的探求を手がかりに――

吉田 聡 ・・・・・・・・・ 自我と「未来地平」――フッサールの「再想起」論をめぐって――

伊野 連 ・・・・・・・・・ 「哲学のオルガノン」をめぐる三人の哲学者
――カント、シェリング、ヤスパース――

村田 康常 ・・・・・・・・・ ホワイトヘッドの直接経験と逆説的論理

書評

日下部 吉信 ・・・・・・・・・ 小島和男著 『プラトンの描いたソクラテス
――はたしてプラトンはソクラテスの徒であったか――』

田口 茂 ・・・・・・・・・ 村上靖彦著 『自閉症の現象学』

宮野 真生子 ・・・・・・・・・ 板橋勇仁 『歴史的現実と西田哲学 絶対的論理主義とは何か』

檜垣 立哉 ・・・・・・・・・ 石井敏夫著 『ベルクソン化の極北』

山本 英輔 ・・・・・・・・・ 渡邊二郎著 『ハイデッガー「第二の主著」『哲学への寄与試論集』研究覚え書き
――その言語的表現の基本的理解のために――』

梶谷 真司 ・・・・・・・・・ 森一郎著 『死と誕生 ハイデガー・九鬼周造・アーレント』

 


実存思想論集ⅩⅩⅢ 『アジアから問う実存』(2008年6月発行 理想社)

貫 成人 ・・・・・・・・・ 東京身体 ――アジアから問う身体的実存――

中島 隆博 ・・・・・・・・・ 声の乱調 ――中国と女性――

H・P・リーダーバッハ ・・・・・・・・・ 存在論としての倫理学――和辻倫理学の文化的個別主義と人間存在論をめぐって――

佐藤 康邦 ・・・・・・・・・ 三木清における実存思想の科学論的意義――『構想力の論理』をめぐって――

*

梶谷 真司 ・・・・・・・・・ 江戸時代における身体観の変化とその哲学的意義――蘭医方以前と以後の育児書を手掛かりにして――

宮野 真生子 ・・・・・・・・・ 自己の「形」への欲望――九鬼周造の個体論をめぐって――

竹内 綱史 ・・・・・・・・・ ニーチェ『生に対する歴史の利害』の問題圏――理論の批判から批判の理論へ――

村山 達也 ・・・・・・・・・ ベルクソン『直接与件』における自由をめぐる四つのテーゼ

書評

井上 克人 ・・・・・・・・・ 冲永宜司著 『心の形而上学――ジェイムズ哲学とその可能性――』

増田 靖彦 ・・・・・・・・・ 杉山直樹著 『ベルクソン 聴診する経験論』

杉山 直樹 ・・・・・・・・・ 戸島貴代志著 『創造と想起――可能的ベルクソニスム――』

稲田 知己 ・・・・・・・・・ 轟孝夫著 『存在と共同――ハイデガー哲学の構造と展開――』

本郷 均 ・・・・・・・・・ 関根小織著 『レヴィナスと現れないものの現象学――フッサール・ハイデガー・デリダと共に反して――』

 


実存思想論集ⅩⅩⅡ 『レヴィナスと実存思想』(2007年6月発行 理想社)

 

熊野純彦 ・・・・・・・・・ <語ること>と<語られたこと>とのあいだで
― レヴィナスにおける「語りえないことへの大胆さ」をめぐって ―

檜垣立哉 ・・・・・・・・・ 生殖と他者 ― レヴィナスを巡って ―

斎藤慶典 ・・・・・・・・・ 国家の正義と根源平和」― 「倫理-政治哲学論考」のための一つの試み ―

村上靖彦 ・・・・・・・・・ 死者の地平と精神療法の基礎付け ― レヴィナス一九七三-一九七四 ―

*

村瀬 鋼 ・・・・・・・・・ 分離と接触 ― レヴィナスと身体的主体 ―

馬場智一 ・・・・・・・・・ レヴィナスにおける存在者の文明論的諸様態
― ユダヤ、キリスト教西欧、異教 ―

小川彩子 ・・・・・・・・・ アリストテレスと「物語論的歴史理論」

富積厚文 ・・・・・・・・・ スピノザにおける想像力の働き

伊吹裕美 ・・・・・・・・・ 系譜学の射程 ―ニーチェ・フーコー・ラカン ―

書評

湯浅 弘 ・・・・・・・・・ 岩波哲男著 『ニヒリズム―その概念と歴史―』(上・下)

柿木伸之 ・・・・・・・・・ 鹿島徹著 『可能性としての歴史―越境する物語り理論―』

丹木博一 ・・・・・・・・・ 稲田知己著 『存在の問いと有限性―ハイデッガー哲学のトポロギー的究明―』

轟 孝夫 ・・・・・・・・・ 鹿島・相楽・佐藤・関口・山本・リーダーバッハ著 『ハイデガー『哲学への寄与』解読』
ハイデッガー研究会編 『ハイデッガーと思索の将来―哲学への<寄与>―』


実存思想論集ⅩⅩⅠ 『実存と政治』(2006年6月発行 理想社)

小野紀明 ・・・・・・・・・ ハイデガーとアーレント ― 『人間の条件』第二四、二五節の読解 ―

森 一郎 ・・・・・・・・・ ハイデガーと政治哲学の問題 ― ホッブズ自然状態論の実存論的解釈 ―

水野浩二 ・・・・・・・・・ サルトルにおける倫理と政治 ― 一九六〇年代半ばの倫理学をめぐって ―

清 眞人 ・・・・・・・・・ 反政治性の政治性という逆説

*

宮崎裕助 ・・・・・・・・・ 構想-暴力 ― カント崇高論における構想力のリミット ―

古荘真敬 ・・・・・・・・・ 「美」の人称性について ― 美しいのは誰にとってか ―

中根弘之 ・・・・・・・・・ ベルクソン哲学における自由な行為と我々の意志

白井雅人 ・・・・・・・・・ 歴史的世界における自覚の問題 ― 後期西田哲学を巡って ―

渡辺和典 ・・・・・・・・・ ハイデッガーのカテゴリー解釈
― 二〇年代初期におけるディルタイ受容とアリストテレスにおける展開をめぐって―

書評

伊藤 功 ・・・・・・・・・ 日下部吉信著  『ギリシア哲学と主観性―初期ギリシア哲学研究』

村井則夫 ・・・・・・・・・ 酒井 潔著  『自我の哲学史』

竹之内裕文 ・・・・・・・・・ 坂部 恵著  『モデルニテ・バロック 現代精神史序説

竹内綱史 ・・・・・・・・・ 清水真木著  『友情を疑う 親しさという牢獄』


実存思想論集ⅩⅩ 『可能性としての実存思想』(2004年11月発行 理想社)

佐藤真理人 ・・・・・・・・・ 可能性としての実存思想 ―「実存」概念の崩壊―

嶺 秀樹 ・・・・・・・・・ 可能性としての実存思想

片山洋之介 ・・・・・・・・・ 日常性の可能性 ―ハイデッガーと和辻を手がかりに―

藤野 寛 ・・・・・・・・・ フロイトと『死に至る病』を読む ―「他者の不在」について―

河合孝昭 ・・・・・・・・・ スピノザの服従論

馬場智理 ・・・・・・・・・ 絶対他者に関わるということ ―キルケゴールにおける「反復」の思想―

吉川 孝 ・・・・・・・・・ フッサール現象学の倫理的転換 ―『ロゴス』論文から『改造』論文へ―

若見理江 ・・・・・・・・・ 現存在と超越論的主観性 ―ハイデガーの解釈学的現象学―

書評

田中久文 ・・・・・・・・・ 竹内整一 著 『「おのずから」と「みずから」―日本思想の基層―』

茂 牧人 ・・・・・・・・・ 稲村秀一 著 『マルティン・ブーバー研究―教育論・共同体論・宗教論―』

関口 浩 ・・・・・・・・・ 秋富克哉 著 『芸術と技術 ハイデッガーの問い』

本郷朝香 ・・・・・・・・・ 岡田紀子 著 『ニーチェ私論 ―道化、詩人と自称した哲学者―』


実存思想論集ⅩⅨ 『実存と歴史』(2004年11月発行 理想社)

 

牧野英二 ・・・・・・・・・ 歴史のなかの実存の物語り

杉田正樹 ・・・・・・・・・ 実存が歴史になるということ

鹿島 徹 ・・・・・・・・・ 吹き溜まっている時

的場哲朗 ・・・・・・・・・ 歴史に必然的な法則はあるのか

*

亀井大輔 ・・・・・・・・・ エクリチュール論の形成 ―フッサールの「幾何学の起源」とデリダの「序説」―

長綱啓典 ・・・・・・・・・ ライプニッツにおける「完全性」の概念

小島和男 ・・・・・・・・・ 一九六四年の「アレーテイア」― 「洞窟の比喩」解釈をめぐるハイデッガーとフリードレンダーの意見の対立について ―

伊藤貴雄 ・・・・・・・・・ 正戦論と兵役拒否 ― フィヒテ対ショーペンハウアー ―

書評

小柳美代子 ・・・・・・・・・ 井上克人著 『露現と覆蔵―現象学から宗教哲学へ―』

戸島貴代志 ・・・・・・・・・ 西村皓・牧野英二・舟山俊明編 『ディルタイと現代―歴史的理性批判の射程―』

賴住光子 ・・・・・・・・・ 魚住孝至 著 『宮本武蔵 日本人の道』

塩川千夏 ・・・・・・・・・ 貫 成人 著 『経験の構造―フッサール現象学の新しい全体像―』


実存思想論集ⅩⅧ 『ニヒリズムと宗教的なるもの』(2003年9月発行 理想社)

 

宇都宮芳明 ・・・・・・・・・ 哲学の原点をたずねて ―ソクラテスの場合―

岩波哲男 ・・・・・・・・・ 共に生きんとする意志

秋富克哉 ・・・・・・・・・ ニヒリズム・空・構想力 ―西谷宗教哲学への一試論―

*

齋藤元紀 ・・・・・・・・・ 構想力の解体 ―ハイデガーのカント解釈の射程―

佐藤優子 ・・・・・・・・・ 存在と神 ―ハイデガー『哲学への寄与』をめぐって―

馬場智一 ・・・・・・・・・ 「匿名態」と主体の豹変 ―レヴィナスにおける「転回」問題の為の予備的考察―

竹之内裕文 ・・・・・・・・・ カイロスとフロネーシス ―初期ハイデガーのアリストテレス解釈をめぐって―

横地徳広 ・・・・・・・・・ ハイデガーとレーヴィット ―超越と他者をめぐって―

山本英輔 ・・・・・・・・・ ハイデガーにおける跳躍の思想

書評

本郷 均 ・・・・・・・・・ Dominique Janicaud, Heidegger en France,Ⅰ Recit,Ⅱ Entretiens

相楽 勉 ・・・・・・・・・ 古荘真敬 著 『ハイデガーの言語哲学 ―志向性と公共性の連関―』

ハンス・ペーター・リーダーバッハ ・・・・・・・・・ 嶺 秀樹 著 『ハイデッガーと日本の哲学 ―和辻哲朗、九鬼周造、田辺元』


実存思想論集ⅩⅦ 『近代日本思想を読み直す』(2002年10月発行 理想社)

坂部 恵 ・・・・・・・・・ 日本のモデルニテ ―萩原朔太郎と九鬼周造―

田中久文 ・・・・・・・・・ 京都学派の遺産 ―その多様性と現代性―

井上克人 ・・・・・・・・・ 日本の近代化と宋学的伝統 ―明治の精神と西田幾多郎―

出岡 宏 ・・・・・・・・・ 小林秀雄の知的努力 ―『感想』をめぐって―

*

柿本佳美 ・・・・・・・・・ デカルト道徳論における意志と欲望

松岡幹夫 ・・・・・・・・・ ヘーゲル国家論と和辻倫理学 ―絶対者の全体性にかんする<有>と<無>の論理―

伊原木大祐 ・・・・・・・・・ 享受とその命運 ―レヴィナスにおけるエゴイズムの概念について―

鶴 真一 ・・・・・・・・・ レヴィナスにおける存在概念 ―<存在とは外部性である>というテーゼをめぐって―

武内 大 ・・・・・・・・・ オイゲン・フィンクの「生命」概念

角田玲子 ・・・・・・・・・ 信仰における<主体>の問題 ―親鸞と清沢満之の思想―

書評

川瀬雅也 ・・・・・・・・・ 石井敏夫 著 『ベルクソンの記憶力理論 ―『物質と記憶』における精神と物質の存在証明―』

岡田紀子 ・・・・・・・・・ 加藤泰義 著 『このように読めるリルケ ―響きつづけるグラスであるがいい―』

伊吹克己 ・・・・・・・・・ 竹内整一・古東哲明 編 『ニヒリズムからの出発』(叢書【倫理学のフロンティア】Ⅷ)

秋富克哉 ・・・・・・・・・ ハイデッガー研究会 編 『<対話>に立つハイデッガー』


実存思想論集ⅩⅥ 『ニーチェの21世紀』(2001年10月発行 理想社)

渡邊二郎 ・・・・・・・・・ 生きる勇気を与える思想 ―ニーチェ、生か死か―

三島憲一 ・・・・・・・・・ ニーチェと知的抵抗 ―市民的文化批判からカルチャル・レフトまで

新田 章 ・・・・・・・・・ 輪廻の非神話化の試み

五郎丸仁美 ・・・・・・・・・ 近代美学-ニーチェ-現代思想の連関

*

齋藤直樹 ・・・・・・・・・ 「悲劇的認識」と「芸術の誠実さ」 ―初期ニーチェにおける「批判」の成り立ちに関して

村井則夫 ・・・・・・・・・ 「表現」の解釈学から「像」の解釈学へ ―ハイデガー「ナトルプ報告」を基軸として―

轟 孝夫 ・・・・・・・・・ ハイデガー『形而上学入門』における「この運動の内的真理と偉大さ」という一節の意味について

茂 牧人 ・・・・・・・・・ 形而上学の神とハイデガーの神 ―『哲学への寄与』についての思索より―

冲永宜司 ・・・・・・・・・ プラグマティズムにおける「新しさ」の形而上学

伊藤直樹 ・・・・・・・・・ 和辻哲郎における歴史的想像力の解釈学

書評

榊原哲也 ・・・・・・・・・ 斎藤慶典 著 『思考の臨界 ―超越論的現象学の徹底』

齋藤元紀 ・・・・・・・・・ 細川亮一 著 『ハイデガー哲学の射程』

石井敏夫 ・・・・・・・・・ 鹿島徹 著 『埴谷雄高と存在論』

西村義人 ・・・・・・・・・ ハンス・ヨナス 著 加藤尚武監訳 『責任という原理 科学技術文明のための倫理学の試み


実存思想論集ⅩⅤ『21世紀へのギリシア哲学』(2000年8月発行 理想社)

岩田靖夫 ・・・・・・・・・ 否定と跳躍 ―ソクラテスとキルケゴール―

日下部吉信 ・・・・・・・・・ ギリシア哲学と主観性

三嶋輝夫 ・・・・・・・・・ ソクラテスと人の心 ―アクラシアとエレンコスをめぐって―

工藤宜延 ・・・・・・・・・ キェルケゴールの「主体性」概念について

*

川崎惣一 ・・・・・・・・・ メルロ=ポンティにおける表現のパラドクス

齋藤元紀 ・・・・・・・・・ 非本来性の反復 ―形式的告示的解釈学としての『存在と時間』

柿木伸之 ・・・・・・・・・ 根源と歴史 ―ベンヤミンとハイデガーの思考における根源の概念―

高山宏司 ・・・・・・・・・ モラルディレンマ、義務主義、実存主義

今村純子 ・・・・・・・・・ 美と実在 ―シモーヌ・ヴェイユと西田幾多郎―

書評

戸島貴代志 ・・・・・・・・・ 渡邊二郎・山口和子 編著 『モデルネの翳り ―シェリング『自由論』の現在―』

長谷修孝 ・・・・・・・・・ 濱田恂子 著 『キルケゴール 主体性の真理』

杉田正樹 ・・・・・・・・・ 大橋良助・野家啓一 編 『<哲学> ― <知>の新たな展開』


実存思想論集ⅩⅣ『悪』(1999年8月発行 理想社)

高橋義人 ・・・・・・・・・ 悪魔と実存

酒井 潔 ・・・・・・・・・ オプティミズムとペシミズムの彼岸 ―ライプニッツの場合―

真田郷史 ・・・・・・・・・ スピノザにおける「悪の問題」 ―コナトゥス論の圏内―

戸島貴代志 ・・・・・・・・・ 出会い

長野美香 ・・・・・・・・・ 西村茂樹の<まこと> ―「道徳の根拠」をめぐって―

*

佐藤 労 ・・・・・・・・・ カントの実践哲学における化学的親和性

千葉一弥 ・・・・・・・・・ ニーチェ哲学における認識と真理の問題

上野哲哉 ・・・・・・・・・ ニーチェと因果性の概念

古荘真敬 ・・・・・・・・・ 変動する真理と現実性の概念 ―ハイデガーの問いが目指したもの―

書評

越部良一 ・・・・・・・・・ 渡邊二郎 著 『人生の哲学』

佐野之人 ・・・・・・・・・ 河波昌 編著 『場所論の種々相』 新しい哲学の胎動

岩村太郎 ・・・・・・・・・ クラウス・ヘルト 著 井上克人・國方栄二監訳 『地中海哲学紀行〔上〕〔下〕』

秋富克哉 ・・・・・・・・・ 新田 章 著 『ヨーロッパの仏陀 ―ニーチェの問い―』

上利博規 ・・・・・・・・・ 谷 徹 著 『意識の自然 ―現象学の可能性を拓く』

古荘真敬 ・・・・・・・・・ ハンス・ヘルムート・ガンダー監修 川原栄峰監訳 『ハイデッガーとニーチェ』

小柳美代子 ・・・・・・・・・ 市倉宏裕 著 『ハイデッガーとサルトルと詩人たち』


実存思想論集ⅩⅢ『死生』(1998年9月発行 理想社)

野崎守英 ・・・・・・・・・ 日本における死生観 覚書

平山正美 ・・・・・・・・・ “実存すること”と“癒すこと”

西村義人 ・・・・・・・・・ フランクルの医療フィロソフィーとスピリチュアル・ケア

清水正之 ・・・・・・・・・ 日本の死生観 ―無常の空間をめぐる思想史―

板橋勇仁 ・・・・・・・・・ 論理の力動性 ―エミール・ラスクと西田幾多郎―

大滝 結 ・・・・・・・・・ メルロ=ポンティにおけるリビドー的身体と言語 ―le corps libidinal et le langage chez Merleau-Ponty―

村井則夫 ・・・・・・・・・ 歴史が歴史となるところ ―ハイデガー『哲学への寄与』の歴史論―

*

書評

林田新二 ・・・・・・・・・ K・ヤスパース著 上妻精・盛永審一郎訳 『真理について 4』

田中久文 ・・・・・・・・・ 竹内整一 著 『日本人は「やさしい」のか』

井上克人 ・・・・・・・・・ 久野 昭 著 『日本人の他界観』

川瀬雅也 ・・・・・・・・・ 清 眞人 著 『<受難した子供>の眼差しとサルトル』

中山剛史 ・・・・・・・・・ 竹田純郎・森秀樹 編 『<死生学>入門』


実存思想論集ⅩⅡ『他者』(1997年10月発行 理想社)

鷲田清一 ・・・・・・・・・ 他者という形象 ―《ヘテロロジー》素描―

斎藤慶典 ・・・・・・・・・ 他者の/と死 ―E・レヴィナスに

藤田正勝 ・・・・・・・・・ 自己と他者

賴住光子 ・・・・・・・・・ 近代日本いおける「他者」

菅原 潤 ・・・・・・・・・ シェリングにおける悪の積極性

田中敏明 ・・・・・・・・・ 初期ハイデッガーにおける解釈学の問題 ―『有と時』の成立に至るまで―

巻田悦郎 ・・・・・・・・・ 古代の更新と「伝統」 ―ガダマー解釈学の形成―

書評

平木幸二郎 ・・・・・・・・・ 竹内整一 編 『無根拠の時代』

平野明彦 ・・・・・・・・・ 羽入佐和子 著 『ヤスパースの存在論 ―比較思想的研究』

稲田知己 ・・・・・・・・・ 石塚正英・柴田隆行・的場昭弘・村上俊介 編 『都氏と思想家』(叢書・現代の社会学)

青木純一 ・・・・・・・・・ 三富 明 著 『永劫回帰思想と啓蒙の弁証法』

森田恭子 ・・・・・・・・・ E・レヴィナス 著 佐藤真理人・小川昌宏・三谷嗣・河合孝昭訳 『実存の発見 フッサールとハイデッガーと共に』

濱田恂子 ・・・・・・・・・ D・F・シュトラウス 著 岩波哲男訳 『イエスの生涯』


実存思想論集ⅩⅠ『かたち』(1996年6月発行 理想社)

 

湯浅泰雄 ・・・・・・・・・ 主体的身体と客観的身体 ―哲学と科学の間―

佐藤康邦 ・・・・・・・・・ 形態論の可能性について ―科学と哲学の間で―

上利博規 ・・・・・・・・・ 形の生成と歴史の経験

秋富克哉 ・・・・・・・・・ 分節と写像 ―前期ハイデッガーと前期ウィトゲンシュタイン―

古川 賢 ・・・・・・・・・ 神話的世界の再生 ―『サモトラケの神々について』におけるシェリングの思索―

源 宣子 ・・・・・・・・・ キェルケゴールのフモールについて ―その特質と超克―

宮内寿子 ・・・・・・・・・ 解釈の多数性とその評価をめぐって ―ニーチェの系譜学への一考察―

山本英輔 ・・・・・・・・・ 『哲学への寄与』における「根拠づけ」について

書評

寄川条路 ・・・・・・・・・ 青木 茂 著 『ヘーゲルのキリスト論 ―十字架の哲学』

新田義弘 ・・・・・・・・・ 大橋良助 著 『西田哲学の世界 あるいは哲学の転回』

出岡 宏 ・・・・・・・・・ 上田閑照 著 『西田幾多郎 人間の生涯ということ』

森 一郎 ・・・・・・・・・ 関東学院大学人文科学研究所 編 『〝死〟を考える』


実存思想論集Ⅹ 『詩と実存』(1995年6月発行 理想社)

加藤泰義 ・・・・・・・・・ ドイツの詩人たちとハイデガー

竹内整一 ・・・・・・・・・ 無根拠と倫理

魚住孝至 ・・・・・・・・・ 芭蕉における詩と実存

一柳やすか ・・・・・・・・・ F・シュレーゲルにおける憧憬と文学ポエジー

町田輝雄 ・・・・・・・・・ ツァラトゥストラ=永劫回帰の教師

飯野由美子 ・・・・・・・・・ フッサールにおける有意味性と詩的言語 ―『声と現象』におけるデリダの批判をめぐって―

宮島光志 ・・・・・・・・・ 人間性の危機と哲学的人間学の構想 ―M・シェーラーの<ミクロコスモス>理念―

越部良一 ・・・・・・・・・ ヤスパースにおける「可能的実存」の錯綜する意味について

書評

平林孝裕 ・・・・・・・・・ 中里 巧 著 『キルケゴールとその思想的風土』

小谷晴勇 ・・・・・・・・・ 市倉・伊吹・菊池 著 『ジル・ドゥルーズの試み』

榊原哲也 ・・・・・・・・・ W・ビーメル/H・ザーナー 編 渡邊二郎訳 『ハイデッガー=ヤスパース往復書簡 1920-1963』

杉田正樹 ・・・・・・・・・ 濱田恂子 著 “JAPANISCHE PHILOSOPHIE NACH 1868”


実存思想論集Ⅸ 『ニーチェ』(1994年6月発行 理想社)

青木 茂 ・・・・・・・・・ ヘーゲルとニーチェ ―「神の死」をめぐって―

湯浅 弘 ・・・・・・・・・ ディオニュソス的なものの解釈学 ―ニーチェの文化批判再考のために―

平木幸二郎 ・・・・・・・・・ ニーチェの「運命愛」について

新田 章 ・・・・・・・・・ 「ヨーロッパの仏陀」対「インドの仏陀」 ―ニーチェの初期仏教における輪廻・縁起談との対決―

清水真木 ・・・・・・・・・ 『悲劇の誕生』における論理的ソクラテス主義

戸島貴代志 ・・・・・・・・・ 生の情念と死の思惟 ―モンテーニュ・ベルクソン・ソクラテス―

石井敏夫 ・・・・・・・・・ ベルクソンにおける持続とその彼方

長野美香 ・・・・・・・・・ 八木重吉の《かなしみ》

ギュンター・ゾイボルト(宮島光志訳) ・・・・・・・・・ ハイデッガーの遺したクレーに関する覚書

書評

村田誠一 ・・・・・・・・・ 渡邊二郎 著 『芸術の哲学』

秋富克哉 ・・・・・・・・・ 中原道郎・新田章 編 『ニーチェ解読』


実存思想論集Ⅷ 『ことばと実存』(1993年6月発行 以文社)

上田閑照 ・・・・・・・・・ 場所と言葉

羽入佐和子 ・・・・・・・・・ 実存とロゴス ―ヤスパースの哲学的論理学について―

伊吹克己 ・・・・・・・・・ 炸裂する原初と<テクスト>空間 ―『見えるものと見えないもの』における言語論

柳澤有吾 ・・・・・・・・・ 『デカルト的省察』における他者の問題

谷崎秋彦 ・・・・・・・・・ 存在論的差異の所在 ―フッサールとハイデガーにおける「現象」について―

浅野 幸 ・・・・・・・・・ ハイデガーにおける作品概念 ―メディウムの場所―

加藤 裕 ・・・・・・・・・ 『哲学への寄与』における「超え行きの思惟」

紹介

小林保則 ・・・・・・・・・ いつの日か ―柿原篤弥先生の思惟と詩想―

書評

森 一郎 ・・・・・・・・・ 辻村公一 著 『ハイデッガーの思索』

的場哲朗 ・・・・・・・・・ ラクー‐ラバルト著 浅利誠・大谷尚文訳 『政治という虚像』―ハイデガー、芸術そして政治―


実存思想論集Ⅶ 『実存と宗教』(1992年6月発行 以文社)

泉 治典 ・・・・・・・・・ 黙示思想と現代

岩波哲男 ・・・・・・・・・ 宗教と宗教批判 ―ヘーゲルとバルト―

原 一子 ・・・・・・・・・ 実存と宗教 ―ヤスパースの『哲学的信仰』を手掛かりに―

戸島貴代志 ・・・・・・・・・ ベルクソニズムにおける「物質的障害」

森 一郎 ・・・・・・・・・ 『存在と時間』における死の実存論的概念について

河村次郎 ・・・・・・・・・ 顕現せざるものの現象学 ―ハイデガー最晩年の思索をめぐって―

中山剛史 ・・・・・・・・・ ヤスパースにおける実存の「無制約性」について

川口雅之 ・・・・・・・・・ 道元と真理

檜垣立哉 ・・・・・・・・・ 「他」を把握する一つの仕方 ―九鬼実存哲学に関する一考察―

書評

工藤宜延 ・・・・・・・・・ 大谷愛人 著 『キルケゴール著作活動の研究』

山本冬樹 ・・・・・・・・・ 佐藤康邦 著 『ヘーゲルの目的論』

関口 浩 ・・・・・・・・・ 小林康夫 著 『起源と根源』


実存思想論集Ⅵ 『フランス実存思想』(1991年7月発行 以文社)

池上明哉 ・・・・・・・・・ 受け身の主体性 ―レヴィナスをめぐって―

高橋允昭 ・・・・・・・・・ 現前性と脱構築 ―デリダの思想について―

市倉宏祐 ・・・・・・・・・ パスカル自然学の実験の信憑性をめぐって

桑田禮彰 ・・・・・・・・・ サルトルとフーコー

岡田紀子 ・・・・・・・・・ 『存在と時間』における言葉の問題

水野浩二 ・・・・・・・・・ サルトルにおける本来性のモラル

重野豊隆 ・・・・・・・・・ メルロ=ポンティの存在論 ―様式的一般性としての<存在>と、肉―

鹿島 徹 ・・・・・・・・・ 立ち止まる今と具体的現在 ―ヘーゲルの永遠概念について―

田村恭一 ・・・・・・・・・ 前・中期シェリング哲学の展開とキルケゴールの自己論

書評

杉田正樹 ・・・・・・・・・ 金子武蔵 著 『精神現象学への道』

濱田恂子 ・・・・・・・・・ 飯島宗享 著 『自己について』

泉 治典 ・・・・・・・・・ 谷 寿美 著 『ソロヴィヨフの哲学』

虫明 茂 ・・・・・・・・・ 辻村公一 編 『ハイデッガーと現代』


実存思想論集Ⅴ 『ハイデッガーとヘーゲル』(1990年6月発行 以文社)

大橋良助 ・・・・・・・・・ 精神が真理の場所か真理が精神の場所か ―ハイデッガーとヘーゲル―

上妻 精 ・・・・・・・・・ ハイデッガーにおける歴史の問題

オットー・ペゲラー(藤田正勝/谷口静浩訳) ・・・・・・・・・ ヘーゲルからキェルケゴールへ ―モーツァルトのドン・ジョバンニ―

ヴァルター・ビーメル(渡邊二郎訳) ・・・・・・・・・ 教師としてのハイデッガー

新田 章 ・・・・・・・・・ いかにして世界は本来有るところのものに成るか ―ニーチェの思惟における<世界>即<無>―

巻田悦郎 ・・・・・・・・・ 象徴の解釈学と歴史性 ―リクール解釈学批判―

片山文保 ・・・・・・・・・ 自己組織体としての世界 ―生成する「実存世界」とその「中枢」―

学会報告

松丸壽雄 ・・・・・・・・・ 歴史的現在とハイデッガー ―生誕百年記念 日独ハイデッガー会議に出席して―

川原栄峰 ・・・・・・・・・ メスキルヒ市におけるマルティン・ハイデッガー生誕百周年記念大会に参加して

書評

一柳やすか ・・・・・・・・・ 青木 茂 著 『個体論序説』―その形と振舞い―

上利博規 ・・・・・・・・・ E・ケッテリング 著 川原栄峰監訳 『近さ』―ハイデッガーの思惟―


実存思想論集Ⅳ 『実存と時間』(1989年6月発行 以文社)

川原栄峰 ・・・・・・・・・ ハイデッガーの「退屈」説

濱田恂子 ・・・・・・・・・ 反復の可能性

泉 治典 ・・・・・・・・・ 時の終りと終りの時 ―黙示思想の本質理解のために―

小林靖昌 ・・・・・・・・・ 金子倫理学とヤスパース哲学

稲田知己 ・・・・・・・・・ 中期ハイデッガーにおける歴史の問題 ―歴史において留まるもの―

関口 浩 ・・・・・・・・・ 天の火と叙述の明確さ ―ヘルダーリンの讃歌『追想』についてのハイデッガーの解釈―

三宅正純 ・・・・・・・・・ 事実性と身体 ―メルロ=ポンティ後期思想を中心に―

紹介

吉沢伝三郎 ・・・・・・・・・ レナード・H・エールリヒ/リヒァルト・ヴィッサー 編 『今日のカール・ヤスパース』―未来の出発点における哲学―

書評

日暮陽一 ・・・・・・・・・ ポール・リクール 著 久米博訳 『時間と物語』(全三巻)

柏原啓一 ・・・・・・・・・ マドレーヌ・キム 著 酒井一郎訳 『単独者と普遍』 ―キェルケゴールにおける人間の自己実現への道―


実存思想論集Ⅲ 『存在への問い』(1988年6月発行 以文社)

小倉志祥 ・・・・・・・・・ 序

ハンス-ゲオルク・ガダマー(川原栄峰訳) ・・・・・・・・・ マルティン・ハイデッガーのただ一条の道 ― 一九八六年五月二五日メスキルヒ
におけるマルティン・ハイデッガー協会での講演

渡邊二郎 ・・・・・・・・・ 存在了解の問題

片山洋之介 ・・・・・・・・・ 偶然の意味

杉本裕司 ・・・・・・・・・ 意識と生 ―ディルタイによる精神哲学の基礎づけの認識論的根本問題―

西野真由美 ・・・・・・・・・ 初期ハイデッガーにおけるカテゴリー問題の展開 ―回りの世界の分析をめぐって―

鈴木 哲 ・・・・・・・・・ 差異と忘却 ―ハイデッガーにおける存在の問いとその変遷とを廻って―

小柳美代子 ・・・・・・・・・ 「自性」への問い ―ハイデガーいおける「自性的」(eigen)という問題―

北村 普 ・・・・・・・・・ サルトルにおける<存在の探求>と差異性問題 ―差異としての超現象的存在をめぐって―

紹介

中里 巧 ・・・・・・・・・ ニールス・トゥルストゥルップ/マリー・ミクロヴァ・トゥルストゥルップ 編 『ビブリオテーカ・キルケゴールディアーナ』
―キルケゴール思想概説叢書―

故 金子武蔵先生追悼

草薙正夫 ・・・・・・・・・ 弔辞

上妻 精 ・・・・・・・・・ 弔辞


実存思想論集Ⅱ 『実存のパトス』(1987年6月発行 以文社)

小倉志祥 ・・・・・・・・・ 序

飯島宗享 ・・・・・・・・・遊びあきない実存について

久重忠夫 ・・・・・・・・・ 受苦の倫理学のために ―レヴィナス思想を参照しつつ―

中山 愈 ・・・・・・・・・ ヘーゲル思想における実存のパトス

盛永審一郎 ・・・・・・・・・ 「信仰」と「信頼」 ―キェルケゴールとブーバー―

西村義人 ・・・・・・・・・ 「倫理の原動力としての希望」の現在 ―ブロッホ・ボルノー・モルトマンに即して―

日暮陽一 ・・・・・・・・・ ヴィルヘルム・シャップと諸々の歴史の哲学 ―地平の現象学の歴史の現象学としての展開―

湯浅 弘 ・・・・・・・・・ 『悲劇の誕生』の思想圏に関する試論 ―言語・認識・芸術を中心に―

ジョエル・ロマン(伊吹克己訳) ・・・・・・・・・ 実存主義的友情

書評

片山洋之介 ・・・・・・・・・ 市倉宏祐 著 『現代フランス思想への誘い』

泉 治典 ・・・・・・・・・ 濱田恂子 著 『キルケゴールの倫理思想』


実存思想論集Ⅰ 『哲学の根源』(1986年9月発行 以文社)

小倉志祥 ・・・・・・・・・ 序

辻村公一 ・・・・・・・・・思弁的聖金曜日 ―ヘーゲル的思弁の実存的根源―

武藤光朗 ・・・・・・・・・ 政治との出会い ―ハイデガーとヤスパースの場合―

青木 茂 ・・・・・・・・・ ヤスパースとハイデッガー ―ヤスパース『世界観の心理学』をめぐって―

有田隆広 ・・・・・・・・・ ニーチェの「完全な無責任性の教説」について

田村京子 ・・・・・・・・・ <自我>と原的経験領野

阿部文彦 ・・・・・・・・・ メルロ=ポンティの哲学の展開 ―創造としての哲学へ向かって―

上利博規 ・・・・・・・・・ ベンヤミンと神学 ―解体から救済へ―

特別寄稿

リヒャルト・ヴィッサー(関口浩・稲田知己訳) ・・・・・・・・・ 哲学の実存をめぐる闘いとしての実存哲学
―ヤスパースとハイデッガーとにおける我がものにすることと区別すること―

紹介

米田美智子 ・・・・・・・・・ ウェルナー・マルクス 著 『地上に尺度はあるか』―非形而上学的倫理の根本規定―

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